いなざわ

稲沢魅力人vol.8 稲沢の新スポーツ拠点からハンドボールの醍醐味を臨場感たっぷりに伝えたい。中村匠さん 稲沢魅力人vol.8 稲沢の新スポーツ拠点からハンドボールの醍醐味を臨場感たっぷりに伝えたい。中村匠さん
  • ゴールキーパーはいちばん面白いポジション。

    豊田合成ブルーファルコンは、ハンドボールの社会人チーム。国内トップリーグである日本ハンドボールリーグのチームとして、稲沢市を本拠地に活動しています。2018年には国内最高峰トーナメントの日本選手権で初優勝。2020年には悲願だった日本リーグで初優勝し、日本選手権と合わせて二冠を達成しました。勢いづくチームの中心メンバー中村匠選手が入団したのは3年前。同じ福岡大学出身のチーム部長からスカウトされたことをきっかけに、日本リーグで活動することを決め、福岡から稲沢へ移りました。今ではゴールキーパーとして“守護神”と称されるほどの活躍を見せ、チームに欠かせない存在になっています。「僕がボールを止めることがチームの勝利に直結するので、ゴールキーパーは一番面白い役割だと思っています」と、ハンドボールプレーヤーとしての醍醐味を語ってくれました。

    主たる練習会場の
    豊田合成㈱健康管理センター
    (住所:稲沢市井之口町中四反畑4500)での
    練習風景

  • 3年間の稲沢生活で、社会人としても選手としても成長できた。

    稲沢に暮らすようになって3年。中村選手は、この街で仕事と選手生活とプライベートを満喫しているようです。午前8時30分から午後3時まではオフィスでデスクワークに取り組み、「中村選手は笑顔を絶やさず、真面目に仕事に取り組んでいる」と職場内で評判です。仕事を終えるとハンドボールの練習へ…というハードな毎日。しかし、プレーに集中できる稲沢の今の環境が気に入っているそう。「名古屋まで電車ですぐ行けるけど、都会の喧騒とは一線を画す静かな環境。福岡の実家に似ているので、とても過ごしやすいです」と中村選手。休日にはスーパー銭湯でリラックスしたり、好きなお店で食事をしたり、この街を十分に楽しんでいます。そんな中村選手に3年間の稲沢生活を振り返ってもらうと「会社の仕事を通して社会人として必要なことを学び、スポーツを通して周りの方への感謝の気持ちを新たにできました。この二つの気づきは自分の成長に繋がっています」と語ってくれました。

    リラックスした表情でチームメイトと
    ジョギングする中村選手。

  • スポーツの新拠点
    エントリオでプレーの
    臨場感を味わって欲しい。

    「日本選手権と日本リーグの二冠達成。これは、僕の人生で一番大きな出来事でした」と言う中村選手。全日本選手権2連覇をかけて今季をスタートさせた彼に、ハンドボールというスポーツの魅力を改めてたずねると、選手同士のコンタクトなど激しいプレーやゴールキーパーのダイナミックな動きに注目すると面白いと教えてくれました。このポイントを押さえて試合を観ると、初心者でも楽しめそうです。そして「エントリオで試合があったら、ぜひ応援に来てほしいです」と語ってくれました。2020年9月にオープンした豊田合成記念体育館エントリオは、ハンドボール、バレーボール、バスケットボールの公式戦や地元のスポーツ大会、地域のスポーツスクールなどを開催できる稲沢の新たなスポーツ拠点となっており、充実した音響設備、観客席とコートまでの距離の近さなどの特色を持ち、臨場感あふれるスポーツ観戦が可能です。映像では伝わらないスポーツの醍醐味を体感しながら、中村選手の活躍を間近で応援しましょう。

    ボールに向かって大きく速く動き、
    大きく跳ぶ中村選手。
    オフェンスを止めたときの
    ガッツポーズは、試合会場で!

豊田合成ブルーファルコン

中村匠

(1996年生まれ 福岡県出身)

福岡大学卒業

学生時代は2018年全日本ハンドボール選手権大会で準優勝に貢献、優秀選手賞を受賞。九州学生ハンドボールリーグ、西日本学生ハンドボール選手権大会で活躍し、優秀選手、ベストセブンなどに選出。同年、世界男子学生選手権大会の日本代表U-24に選出。

2019年、日本ハンドボールリーグの豊田合成に加入。現在は日本代表として活躍。

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