

だから私は、
わざわざいなざわ!
稲沢のここが好き!
暮らしてみると、
どんどん気がつく稲沢市の魅力。
いろいろな人から語っていただきます。
稲沢魅力人


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美しい花色にファン多数!
全国的にも珍しい椿農園。冬の澄んだ空気の中で、息をのむほどに美しい椿の花。ツヤツヤとした葉っぱ、繊細でたおやかな花色には、日本の心が宿ります。「ここ稲沢は、緑いっぱいの樹木のまち。子どもの頃はわんぱくで木登りしていました」柔らかな物腰で語る佐藤さんは、70年以上続く椿の専門農園「椿園 株式会社」の三代目。常時5万本以上の多種多様な椿の木を育て、関東や関西、九州など日本全国からお客様が訪れます。稲沢の魅力を、豊かな自然に加えて「名古屋からも近く、市内には大型商業施設もあり、自然と利便性が調和した暮らしやすいまち」と佐藤さん。実は植物の流通起点にもなっており、稲沢産の苗が全国に出回っているのだとか。業者や専門情報も集まってくることも魅力の一つと教えてくれました。
椿専門農園だからこその品ぞろえと品質の良さ。
選び方や育て方も丁寧に教えてくれます。 -
稲沢で椿を育てる。
その意義、その使命感。創業者である祖父の近くで育ち、手に職を付けるべく工業高校に進んだ佐藤さん。その後、大手企業に就職しますが、無機質な機械の中で改めて植物への想いに気づかされます。「緑が恋しくて、休みの度に山に出かけました」そこで一念発起して家業を継ぎ、稲沢で椿園を営む意義を見出します。まず何よりも、植木屋だった祖父が戦後の激動期に出会った椿を守り抜くこと。また、寒暖差のある気候が椿の育成に適していること。古くから園芸に関わる先人たちの歴史があることも原動力です。さらに、夏の暑い日、椿農園の木陰で休んでいた佐藤さんがピンと来たのが、観光農園「椿の森」。花の時期なら多くの人に喜んでもらえるのでは、そんなアイデアを形にしました。
椿に囲まれた「椿の森」は予約制・
見学料1人300円。3月の花の盛りには
椿見会(予約不要・無料開放)も
行われます。 -
挑戦できる稲沢の風土の中で、花の魅力をもっと伝えたい!
「椿の花を見るって、とてもワクワクすること。稲沢のイチョウが色づくと椿の花が始まる季節なのでうれしくなりますね」手塩に掛けて育てる椿への愛があふれる佐藤さん。稲沢の自然エリアは任せてくださいと意気込みます。「稲沢は商業・居住エリアと公園・自然エリア、両方あるのが魅力。名古屋などへのアクセスの良さも活かしたいですね」。佐藤さんが取り組む蜂蜜も意欲の表れ。珍しい椿の蜂蜜は、かつて祖父が行っていた事業。身近に落ちていたアイデアの種を育て、開花させました。さらに鉢植えや切り花の魅力を伝えるため、ホームページだけでなくYouTube椿園チャンネルなど、映像メディアも活用。専門用語を分かりやすく説明し、初心者の方にも椿を身近に感じていただけるよう工夫しています。様々な視点から椿の魅力を発信する、そんなチャレンジ精神が稲沢の椿の未来を明るく照らしているのです。
試行錯誤を繰り返しながら
完成した椿の蜂蜜。
採蜜から瓶詰めまですべて手作業、
無添加で行われる純度の高い蜂蜜です。
椿園 株式会社 代表取締役/三代目園主
佐藤幹大
(1980年生まれ 稲沢市出身)
工業高校卒業後、大手企業に入社
稲沢市に戻り、生家の家業である「佐藤椿園」後継へ
2014年「椿園 株式会社」へ法人化
※2025年1月時点取材に基づいた記事です。
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今後もさまざまな情報を発信予定!
お楽しみに!