いなざわ

vol.02

グループワークで
様々なアイデアが!

8月の特別講演会でノウハウを学んだ参加者たちが、いよいよ稲沢のご当地グルメ開発に向けて活動を始め、8月31日(水)、10月4日(火)、10月25日(火)の3回に渡ってグループワーク形式で議論を重ねました。約20名の参加者の顔ぶれは、市内飲食事業者や観光まちづくりラボメンバー、農家、商工会議所青年部メンバーなど多彩。第1回ではSWOT分析を使い、稲沢市の魅力や強み弱みの洗い出しを。第2回では1回目に出たキーワードを掛け合わせるTOWS分析で、新たなグルメのアイデア出しを。さらに第3回では提案された8個の案の4P分析を行い、キャッチコピーの案出しまで行われました。より具体的にどのメニューが実施しやすいのかなど、様々な意見が飛び交ったとのことです。

グループワークのイメージ
  • SWOT分析……
    Strength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)の4つの要素で要因分析
  • TOWS分析……
    SWOT分析で可視化した要素を掛け合わせ、より具体的な経営戦略、マーケティング戦略を策定
    • 1. Opportunity(機会)×Strength(強み)
    • 2. Opportunity(機会)×Weakness(弱み)
    • 3. Threat(脅威)×Strength(強み)
    • 4. Threat(脅威)×Weakness(弱み)
  • 4P分析……
    Product(自社の製品・サービス)、Price(価格)、Place(販売場所・提供方法)、Promotion(販促活動)の4つの視点から分析

提案された8テーマ

  • ① ギリシャグルメのまち・稲沢
  • ② “稲沢的アフタヌーンティー”(いな活)のまちづくり
  • ③ 地元食材を使った「映える」
    “かきまし御飯”
  • ④ “1730円”で展開するジャンルレス稲沢メシ
  • ⑤ マニア向け“鉄道グルメ”
  • ⑥ みんな大好き カレーのまち・稲沢
  • ⑦ 稲沢市民のソウルフード
    “鶏のレモン煮”
  • ⑧ 地産地消“稲沢バーガー”
グループワークのイメージ

全国各地の事例から
開発プロセスをイメージ

11月21日(月)、12月5日(月)、1月12日(木)、2月6日(月)の会議では、先進地事例研究としてカレーとギリシャ料理を深掘り。全国のご当地カレーを「単一食材型」「地域PR型」などに分類しつつ、様々な事例の検証を行い、稲沢ならではのカレーのイメージを膨らませました。また、姉妹都市提携のギリシャ共和国・オリンピア市にちなんだギリシャ料理や、海外の国とコラボしたご当地グルメも研究。さらに、意見交換会では食品メーカーから注意点や具体的なアドバイスもいただき、開発やプロモーションについて参加者全員で理解を深める機会となったようです。

事例研究資料のイメージ

新メニュー決定に向けて
高まる期待

6月の委員会始動後、市役所や観光協会、地元企業と共に、市民も積極的に参加してきた稲沢のご当地グルメ開発。一人ひとりがものづくりの極意、開発の道筋を学びつつ、稲沢市をより多角的に分析し、魅力や強み、チャンスに気づく会議が行われてきました。まもなく稲沢ご当地グルメメニューの骨格やルール決めが始まります。令和5年度にはご当地グルメイベントも実施される模様。「どんなアイデアで?どんな食材で?どんな味で?」そんな期待が高まる稲沢のご当地グルメ開発から、今後も目が離せません。

グループワークのイメージ
稲沢市ご当地グルメ開発
サクセスストーリーの
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