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便利で自然も残る稲沢は
子育てに最適。木曽川をはさんで対岸は岐阜県という、稲沢市の西端に位置する祖父江町に生まれた石田さん。恵まれた自然の中で、夏休みにはひたすらクワガタを探して駆け回り、図鑑を手放さずに昆虫や草花を観察するなど、学者に憧れる研究熱心な少年でした。大学進学と同時に一旦は故郷を離れ、別の土地で過ごした時期もありましたが帰郷。「暮らすのにベストなのは『便利な田舎』だと思います。稲沢は近くに都会があって便利ですし、適度に自然が残っているから農作物も美味しいし落ち着きます。子育てにも向いていると思いますよ」。
稲沢バナナ園のロゴ入りTシャツで
取材に応じてくださった石田さん。 -
作物本来の価値や姿を
知ってほしい。大学院では、遺伝子組み換えの研究に取り組んできた石田さん。さらにはご自身がアレルギー体質だったこともあり、ハーブティーを自らブレンドしたり、断食による体質改善も体験。理論と実践の両面から食育関連の活動を続けてきました。「農家として農作物を大量に栽培して出荷するというよりも、農作物がいかに健康に寄与するかを、多くの人々に伝えることが自分の役割ではないかと感じています」。稲沢バナナ園ではバナナをとって食べるだけではなく、クイズや探検、バナナの生態等の説明も盛り込んだ五感を使っての収穫体験がメイン。この試みが評判を呼び、「稲沢バナナ園」は稲沢市の新たな名所となりつつあります。
ハウスの中はバナナ以外の植物も
育っています。
「植物も多様性をもたせたほうが
元気に育つと思っています!」 -
キッズスクールや
ふるさと納税お礼品で
地域を応援。石田さんは、バリ島のグリーンスクールを参考に、地域の子どもたちとともにエコプロジェクトを立ち上げて実践するイベントも計画中だそうです。キットではなく、自分たちで設計し、レンガを粘土などで固めて作るアースオーブン(ピザ窯)の製作をまずは 企画しています。「自作の窯で焼いたピザ、きっと美味しいですよ」と楽しそう。
また、稲沢市のふるさと納税お礼品に、「稲沢バナナ園」の無農薬バナナや収穫体験会親子参加チケットを提供しています。さらに、バナナの木のオーナー権(1年)や、幼稚園・保育園にバナナを植樹する活動の支援もラインナップに含まれています。詳細は市のHPでご確認ください。知らないことを教えられたとき、
生きる喜びを感じます。
石田さんからは、
感動の原点を教えてもらいました。
稲沢バナナ園オーナー
石田守
(1978年生まれ 稲沢市出身)
金沢大学大学院理学部で修士号取得
稲沢市に戻り、生家の家業である園芸農家後継へ
2014年「稲沢バナナ園」開業
おすすめスポット
石田さんが運営する
稲沢バナナ園をご紹介します。
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