いなざわ

vol.05

稲沢カレー、3年の軌跡 座談会~前編~
仕掛け人と店主たちが語る成功の秘訣

2024年12月、人気イタリアンレストラン「ピッツェリアアリス」に集まったのは、市内店舗の3人の店主と稲沢市観光協会の酒井さん。2022年に始まったご当地グルメ開発の立役者たちが、肌で感じた3年間を振り返ります。

「食」をフックに新たな稲沢の魅力を発信すべく、まずは店主や市民も巻き込みワーキングを重ね、カレーのご当地グルメ開発が決定。2023年11月には「稲沢カレーフェスティバル」を初開催。大盛況の中、2024年11月には「第2回稲沢カレーフェスティバル」も開催されました。

店内で話す4人

右から「ピッツェリアアリス」永井さん、「てっぱん茶屋」広瀬さん、「珈琲とお食事 トット」安藤さん、手前は稲沢市観光協会酒井さん

座談会参加者

  • 「ピッツェリアアリス」永井さん

    長年稲沢グルメを牽引してきた老舗イタリアンレストラン店主

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  • 「てっぱん茶屋」広瀬さん

    居酒屋風鉄板焼き店を営みながら「稲沢カレー研究所」として開発にも注力

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  • 「珈琲とお食事 トット」安藤さん

    2022年に古民家カフェをオープン、たちまち大人気!

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  • 稲沢市観光協会 酒井さん

    プロジェクトの仕掛け人である観光コーディネーター兼事務局次長

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    稲沢市観光協会HP

    2024稲沢のカレー

ご当地グルメはカレーに決定!
その時、店主たちが感じたことは?

ワーキングでは、「ギリシャグルメのまち」「稲沢的アフタヌーンティー」「稲沢バーガー」「地元食材を使ったかきましご飯」などの案も出されましたが、稲沢の地元食材を活かしつつ、幅広い店舗が参画しやすいメニューとして「カレー」に決定。「カレーは全国民に愛されるメニュー。それ故に特徴を出すのが難しかった」と酒井さん。それでも、カレーだから工夫を凝らせる、様々なお店が参画できる、何より面白そう、楽しそう!と店主の皆さんは口をそろえます。また「コロナ後の落ち込みに悩んでいたのでありがたかった」と広瀬さん、「開店したばかりだったのでどんどん参加しました」と安藤さん。永井さんは「地域貢献の意味合いも強いですね。稲沢が盛り上がれば」と顔をほころばせました。

笑顔の酒井さん

お客様と、
地域の業者や生産者と、
カレーがつなぐコミュニケーション

中華、カフェ、イタリアンに和・洋菓子まで40店舗がメニューを考案。それこそが稲沢カレーの真骨頂。「できるだけ間口を広くしました」と酒井さんは言います。

そんな中で、様々なコミュニケーションも生まれます。「お客様から、何でカレーなの?と聞かれたり、稲沢の治郎丸ほうれん草を使ったカレーに、そんな野菜があるんだと驚かれたり」と安藤さんは会話の糸口に。「メニュー開発時に業者や生産者に話を聞く中でつながりもできました」とは永井さん。さらに広瀬さんは「ランチでカレーを食べたお客様が夜も来てくださって」と客層の広がりを実感しています。

笑顔の3人

フェス当日の達成感と高揚感!
2回のカレーフェスを運営して

フェス初開催当時を振り返ると、直前まで予想がつかずドキドキ。観光協会もノウハウがあったわけでなく、満足いくPRもできぬまま当日を迎えます。ですが、蓋を開けてみれば半日でカレーは売り切れ!「絶対余ると思ってました」「予想の3倍のお客様でした」など店主皆が大盛況に驚きつつ、達成感を感じました。「店舗外の販売はハードルも高かったはずですが、出店することで認知度も上がり、平日の客足につながれば」酒井さんはそんな狙いも語ります。

また、名古屋文理大学の学生さんと商品開発を行った広瀬さんは「50歳を過ぎて大学のゼミに出たことが一番の思い出。アイデアも情熱も感覚も、若い力は刺激的でしたね」とにっこり。第2回のカレーフェスティバル(2024年)は、初回の反省を活かして初動を早くPRも強化し、更なる手応えを感じたようです。

カレーフェスティバルの様子
稲沢市ご当地グルメ開発
サクセスストーリーの
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