いなざわ

文教おやこ園

子ども・保護者・学生ともに楽しむ「文教おやこ園」。

  • 予約も利用料も必要ない学内子育て支援施設。

    2016年9月、子育てをする親子へのサポートと、保育士や幼稚園教諭等をめざす学生たちの実践力向上を目的に、市内に立地する愛知文教女子短期大学キャンパス内に「文教おやこ園」がオープンしました。0歳から3歳までの未就園児とその保護者を対象に、基本的には月曜・水曜・金曜の週3日開園しています。予約も利用料も不要です。施設内には保育士2人が常駐し、親子ともに安心・安全に過ごせるよう配慮されています。さらに保育士が子育て相談に応じ、また、専門性を活かした同短大教授による「子育て講座」も開催しています。
    「文教おやこ園」の最大の特徴は、利用者が主体的に運営や活動に取り組んでいる点。核家族化が進み『孤育て』に陥りやすい現代社会の中で、横のつながりを持ち、心から子育てを楽しんでもらうため支援する仕組みとなっています。

  • 保護者のリフレッシュと仲間の絆を深める参加者主体型プログラム。

    ここでコーディネーターを務めるのは同短大准教授の赤塚徳子さん。赤塚さん曰く「利用者同士で学び合う『参加者主体型』のプログラムを取り入れた理由は、保護者自身が得意なことに力を発揮することで、様々な企画に協力して取り組み、地域の子育て仲間との絆を深められるからです。また、利用者がレクチャーする『ママ講師企画』や『ママのレクリエーション』などはリフレッシュできると好評です。」とのこと。実際に保護者がバザーを開催し、その収益金でコーヒーサーバーを購入してカフェコーナーを設けたり、クリスマス会や豆まきなどの季節の行事や、親子制作に挑戦したりしています。
    さらに開園から4年が経過した2020年、稲沢市の委託を受け、市とも連携を図っています。また、長期間保育の現場を離れていた潜在保育士のための学びの機会も提供しています。

  • 子育てのリアルを学びながら、将来の夢を育む学生たち。

    「保護者の方とお話しさせていただくと、子育てのリアルな現状を知ることができ、とても勉強になります」と、同短大で保育を学ぶ幼児教育学科2年生の尾野さんと濱江さん。取材当日も、エプロンを舞台に見立て、その上で人形たちにお話を演じさせる「エプロンシアター」を開催して、子どもたちを大いに楽しませていました。二人は、「稲沢は子育て支援が充実していると思います。それを発信してもらえると、これから結婚する若い人も安心できるのではないかな」「将来、仲間同士で支え合いながら子育てできる『文教おやこ園』のような環境がある地域で楽しく子育てがしたいな」と話してくれました。

子育てページへもどる